【書評】ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論
#ピアノ #コード #コード理論 #書評
私は中学生の頃からギターは趣味で弾いていましたが、ピアノはきちんと触ったことがありませんでした。
昨年、大ブレイクを果たしたDISH//(ディッシュ)の大ファンで、どうしてもピアノで『猫』が弾きたくなり、ピアノの教本で勉強することにしました。
今回は、いちむらまさき著『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』での気づきを抜粋していくつかシェアします。
まず、気づいた点を列挙すると以下のようになります。
結構多いですね。
- コードを全部暗記するのは無理
- 鍵盤の基礎知識
- コード名が構成音を表す
- 「7」と「M7」の違いに注意
- 白鍵だけで出せるメジャー・コード
- メジャーの「3」を半音下げるとマイナー
- 知っているコードを平行移動する
- 3和音に4つ目の音を足す
- 3を4に持ち上げるサス・フォー
- 1と5だけのパワーコード
- 7を使った4和音に9を足す
- オン・コード(分散コード)とは?
コードを全部暗記するのは無理
ピアノに限らず、ギターでもコードはたくさんあります。
すべて覚えるのは大変な苦行です。
ほんの少し、理論を覚えるだけでコードを楽に覚えられるようになる、というのがこの本の導入です。
鍵盤の基礎知識
12個で1オクターブ
ド・ド#...~ドまでが1オクターブ、というのは今までも知っておりました。
白鍵、黒鍵ともに「個」と数えるのは新鮮でした。
コード名が構成音を表す
基礎知識としてしっていました。ギターを弾いてきたからこそだと思います。
以下のように決まりがあります。
- C音を「1」(ルート音/一番低い音)とするコードがCコード
- F音を「1」(ルート音/一番低い音)とするコードがFコード
- A音を「1」(ルート音/一番低い音)とするコードがAコード
他のコードも同様です。
「7」と「M7」の違いに注意
読みにくさを解消するために
- 「♭7」(度)を「7」
- 「7」(度)を「M7」
白鍵だけで出せるメジャー・コード
- サウンドとして明るい「メジャーコード」、切ない「マイナーコード」がある
- 「ド、ミ、ソ」は「1、3、5」と表せるので語呂合わせで「ヒミコ」と覚える
メジャーの「3」を半音下げるとマイナー
- マイナーコードの構成音は「1、♭3、5」
- 「♭3」は「m」と表し「マイナー」と読む
- マイナーコードの構成音は「1、m、5」なので、語呂合わせで「ヒマゴ」と覚える
知っているコードを平行移動する
- 知らないコードは知っているコードを平行移動すれば見つかる
3和音に4つ目の音を足す
これは簡単でした。シンプルですね。
3を4に持ち上げるサス・フォー
- Cに「M7」を足してCM7
- Cに「7」を足してC7
- Cmに「7」を足してCm7
3を4に持ち上げるサス・フォー
- Csus4は、3を半音上げ「1、4、5」に変更したコード
- 「C7sus4-C7」や「C7sus4-C」などsus4のないコードに戻る進行が多い
1と5だけのパワーコード
これは押さえるのが簡単ですね。
ギターでもそうでした。
- ロックギタリストが多用するパワーコード
- 「1」と「5」だけを鳴らすコード
7を使った4和音に9を足す
ここからは初心者「上級」向けといった印象です。
- 4和音に音を加えたテンション・コード
- 現代ポップスでよく使われる「9」
- CM7に9を積む「1、3、5、M7、9」はCM9
- C7に9を積む「1、3、5、7、9」はC9
- M7や7を入れずに3和音に9を加えたコード「1、3、5、9」はadd9
オン・コード(分散コード)とは?
ギターと共通している覚え方ですね。
- 一番低い音ではなく、別の音をルート音にするコード
- G/Bコードの場合、「左手でB(シ)/右手でG(ソ、シ、レ)」
いかがでしたでしょうか。
駆け足でポイントを書き出しました。
本書はほとんどが目次を見ただけで概要が理解でき、本文も分かりやすいです。
少しでも本書の良さが嬉しいです。
これを機に、「ピアノはハードルが高いな」と思っていた人が少しでも「やってみよう」と思ってくれたら嬉しいです。
私も『猫』弾けるように頑張ります。
ではまた。
▽▼ こちらからどうぞ ▽▼
▲△ こちらからどうぞ ▲△
コメント
コメントを投稿